【木村様】保護者面談について
光佑のパニックや粗暴行為、大声について、こちらの見解とお母さん自身も負けずに実施してもらうため面談の場を設ける。
光佑のパニックや粗暴行為、大声についての観察/分析/判断の説明
・大きな声で執拗に同じことを言う。
・壁や扉に頭を打ちつける。
・乱暴な口調になる。
・人へ向かって噛みつく、つねる、叩くといった行動をする。
上記のような行動がパニックとして見られる。こういった状態になる前兆として訴えが本人からの訴えが以下の通りである。
・「お休みする」
・「お母さんの仕事について行く」
・「りさの仕事について行く」
・「みかの仕事について行く。」
・「小林さんと海野さんは押さえつけられるから怖い」
これらは、本人がパニックになる前に聞かれる内容の訴えである。本人は自分の思い通りにならないことから、何とか自分の意に沿うように人を動かそうとし、大きな声で執拗に訴える。それでも、本人の意に沿わなければ、乱暴な行動に出て本人の意に沿わせようとする。
通常、パニックとは、本人自身も意志や気持ちのコントロールができない状態であり、どうしようもない状態をいうが、光佑のパニックは、警察が来るとわかるとおとなしくなる。自分が怖いと思うスタッフが来ると静かにする。動画を撮り始めると大きな声や壁や扉に頭を打ち付けることをやめるといった行動に移る。これらのことから、本人自身は自分でパニックを演じ、周りに意に沿った行動をさせそうと誘発していると推測できる。早い話がわがままを通そうとしている。また、人によってどうすれば自分の意に沿うことができるかを判断しており、母はわがままを通してくれるという認識でいると思われる。
現に、ここ数日は、「行きたくない」と訴えていたものの、母がいない状態でスタッフが声をかけると黙って準備をし、事業所へ通所することができている。また、事業所内でも海野、小林以外のスタッフを指名し、何とか自分の意に沿わせようとするが、事業所内で情報を共有し、大声や壁や扉への打ち付け、乱暴な口調でも対応しないようにすると、自分から静かになり落ち着いて行動しようとする場面が何度も見られている。
事業所内での本人への対応について判断の説明
パニックや拒否的な訴えが本人のわがままであると推測し、自分の抑制できるようになること、他者と折り合いをつけることができることが将来的にも必要であるとスタッフ間で共有する。
そのため、すべてを禁止するのではなく、本人がある程度わがままを我慢することができたのであれば、本人の楽しみにしているディーラーへ一緒に行くことを実施していく。
※ある程度とは、毎日通所する。パニックを起こさなことを5回我慢することができれば、1回スタッフの都合でディーラーへ行くことができるという基準を設定する。
今まですべてのわがままを通してきたことを考えると、本人にとっては苦痛に感じてしまうことであると思われるが、将来的なことを考えると必要なことである。
本人の我慢すること
・吉祥宝印へ毎日通所すること。
・大きな声や乱暴な言葉、壁や扉に頭を打ち付けない、人に暴力をしない。
以上のことが5回我慢できれば、大好きなディーラーへ行くことができる。
母の実施すること
・本人が執拗に同じことを大きな声で訴えても応じない。
・大きな声や乱暴な言葉、壁や扉に頭を打ち付ける、人に暴力をふるっても、本人の意に沿わない。
※本人の意に沿うとは、外出にいく、ドライブに行く、ディーラーへ行くといったこと。
・事業所と同様に5回我慢できれば、連れて行ってもよい。
その他
本人に対して、獣と同じであるという言葉が聞かれた。また、TVで犬の映像を見た際に「光佑よりお利口だね」と長姉と話をしたとのこと。わがままが度を過ぎ、自分の気持ちや思いをうまく表現することができない知的/発達の子は、躾ができずに来てしまうと本能で行動することを通してしまう。本能で行動するは動物と同じですよねと話をする。母も小さい頃からの対応に後悔をしてか、母より今体が動くうちに本人の行動を正していくように頑張りたいと話す。少しずつしか本人に理解ができないが、将来を考えきちんとダメなものはダメ、出来ないことはできないと向き合うことができれば、行動も収まってくると思われるため事業所としても本気で本人のことを考え実行していることを伝える。